サインバルタの商品詳細
- 商品名
- サインバルタ
- 内容量
- 1箱あたり28錠
- 成分量
- 30mg / 60mg
- 有効成分
- デュロキセチン
- 効果・効能
- うつ病の改善
- 形状・剤形
- 経口服用タイプの錠剤
- 対象性別
- 男女兼用
- 製薬会社
- イーライリリー・アンド・カンパニー(Eli Lilly and Company)
サインバルタは、新しいタイプのSNRI系の抗うつ剤です。
セロトニンとノルアドレナリンの両方を増加する働きがあるため、抗うつ、抗不安以外にも、意欲を高める効果も期待できます。
また、慢性疼痛の治療にも利用されます。
SNRI系抗うつ剤の中でも効果はやや強めであるため、ほぼ完治までに改善できるお薬ともいわれています。
ただし、躁転や離脱症状には注意が必要です。
サインバルタの特徴
- 抗うつ効果以外にも、意欲の改善にも優れたSNRI系抗うつ剤
-
- SNRI系抗うつ剤の中でも効果が強めのお薬です。
- 抗うつ効果だけでなく、意欲の改善、慢性疼痛にも効果があります。
- セロトニンとノルアドレナリンの両方を増加します。
- 効果・効能
- 抑うつ
- 落ち着かない精神状態の安定
サインバルタは、うつ病や不安障害などの症状を緩和させ、気持ちを落ち着ける効果があります。
さらに気力の回復なども期待できるため、意欲が低下している方に適しています。
また、ストレス性の尿失禁にも効果が期待できます。
疼痛を緩和する効果もあるため、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、慢性腰痛、変形性関節症などに伴う疼痛にも適応が認められています。
頭痛や腰痛などはストレスで起こることもあるため、そのような症状がある場合には、サインバルタは特にオススメです。
サインバルタについて
サインバルタは、新しい抗うつ剤のSNRI系抗うつ剤です。
また、他のSNRI系抗うつ剤に比べても、比較的効果が強いのが特徴です。
従来の抗うつ剤は意欲の改善効果はあまりありませんでしたが、サインバルタはノルアドレナリンを増やす作用もあるため、意欲の改善にも効果が期待できます。
ただし、その反面で気分の波がある方が服用すると躁転のリスクもあります。
そのため、うつ病の場合は、気分の落ち込みが目立つことが多い方に処方されることが多いお薬です。
副作用は比較的少ないですが、飲み始めの時期に、下痢や吐き気などが起こることがあります。
意欲や気力の回復、痛みの緩和効果もあります。
サインバルタは、うつ状態や不安の改善だけではなく、意欲や気力を回復させる効果もあります。
そのため、うつ病や不安障害のなかでも、気分が低下しがちな方に特に効果的です。
セロトニンやノルアドレナリンを増やす作用があるため、他の抗うつ剤同様、うつ状態や不安な気持ちを緩和する効果もあります。
また、慢性疼痛にも効果が認められているため、精神疾患以外にも、整形外科や内科など、幅広い症状に利用されています。
漫然と鎮痛剤を使うよりもサインバルタのほうが安全性が高いため、近年では慢性的な腰痛や頭痛などに処方されることもあります。
SNRI系の中でも効果が強いとされているお薬です。
現在日本で販売されているSNRI系抗うつ剤は、「トレドミン」「イフェクサー」そしてサインバルタの3種類です。
サインバルタはその中でも効果が強いとされています。
そのため、高い安全性でありながら、しっかりとした効果が期待できます。
ただし、飲み始めには気分が不安定になることがあるため、注意が必要です。
気分の急な高揚や落ち込みが見られた場合は、医師に相談してください。
デュロキセチンがセロトニンとノルアドレナリンを増やします。
サインバルタの有効成分はデュロキセチンです。
従来のSSRI抗うつ剤は、セロトニンにのみ作用していましたが、デュロキセチンはノルアドレナリンにも作用します。
神経間隙でのセロトニンとノルアドレナリンの濃度を増やすことで、不安や落ち込みを改善し、気力・意欲を回復する効果があります。
さらにセロトニンやノルアドレナリンは、痛みを感じにくくする仕組みの働きを強めます。 そのため、痛みを緩和させる効果が期待でき、抗うつ効果よりも早く実感できることもあるとされています。
サインバルタの服用方法
- 1回の用量
- 1錠もしくは1/2錠(デュロキセチンとして40mg
- 1日の服用回数
- 1回まで
- 服用上限
- 60mg
はじめは1日20mgから服用してください。
サインバルタは、症状によって用量が異なりますが、はじめは1日20mgから服用してください。
増量する場合は、1週間ごとに20mgずつの増量します。
増量する際は気分が不安定になることがあるため、様子を見ながら増量してください。
朝食の後に服用しますが、眠気やめまいなどの副作用が起こる可能性があるため、車の運転などは控えるようにしましょう。
サインバルタの副作用
- 主な副作用
-
- 倦怠感
- 傾眠
- 頭痛
- めまい
- 悪心
- 食欲減退
- 口渇
- 便秘
- 下痢
- 発疹
- そう痒
- 蕁麻疹など
- 稀な副作用
-
- セロトニン症候群
- 悪性症候群
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群
- 痙攣
- 幻覚
- 肝機能障害
- 皮膚粘膜眼症候群
- アナフィラキシー反応
- 高血圧クリーゼ
- 肝機能障害
- 肝炎
- 黄疸など
サインバルタの注意事項
- 慎重投与
-
次の人は、服用に注意する必要があります。
- 前立腺肥大症等排尿困難のある方
- 高血圧又は心疾患のある方
- 緑内障又は眼内圧亢進のある方
- 軽度から中等度の肝障害のある方
- 過度のアルコール摂取者の方
- 軽度から中等度の腎障害のある方
- 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者,自殺念慮のある方
- 躁うつ病患者の方
- 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある方
- 衝動性が高い併存障害を有する方
- てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある方
- 出血性疾患の既往歴又は出血性素因のある方
- 高齢者の方(65歳以上)
- 妊娠中や妊娠の可能性のある方
- 授乳中の方
- 服用してはいけない人
-
次の人は、この薬を使用することはできません。
- サインバルタの成分に対し過敏症の既往歴のある方
- MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩,ラサギリンメシル酸塩)を投与中あるいは投与中止後 2 週間以内の方
- 高度の肝障害のある方
- 高度の腎障害のある方
- コントロール不良の閉塞隅角緑内障の方
- 併用注意
-
次の薬と合わせての使用には注意が必要です。
- ピモジド
- セロトニン作用を有する薬剤、トラマドール塩酸塩、リネゾリド、選択的セロトニン再取り込み阻害剤
- 三環系抗うつ剤、イミプラミン塩酸塩、リスペリドン
- 中枢神経抑制剤、バルビツール酸誘導体、ロラゼパム
- 併用禁忌
-
次の薬と合わせての使用は避けてください。
- モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤(セレギリン塩酸塩(エフピー)、ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)
サインバルタの保管方法
- ・直射日光を避けて室温で保管してください。
- 冷蔵庫に保管する必要はありませんが、高温多湿の場所には保管しないでください。
- ・小さなお子様の手の届かない所に保管してください。
- お子様が誤って服用することのないよう十分注意して保管してください。
参考サイト
このページの詳細は、下記サイトを参考にさせて頂いております。
薬ストアでは正確な情報提供を努めておりますが、情報の正確性および完全性を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。
- 【医薬品情報サイト】
-
日本医薬情報センター
安全性および有効性を中心とした医薬品情報の提供を行う一般財団法人のサイトです。
医薬品に関する国内外の情報を迅速かつ公正に整理・分析し速やかに情報提供することによって、国民の健康や医療の向上に貢献しています。
サイト内には国内の医薬文献情報と医薬品添付文書情報がデータベースにまとめられており、添付文書や治験など各段階における医薬品情報が検索できます。 -
KEGG
日本医薬情報センター(JAPIC)から提供された医薬品の添付文書や、国内では販売されていないアメリカの医薬品の添付文書も確認できるサイトです。
薬の一般名や有効成分、会社名、JAPIC IDなど複数の項目から検索可能です。 - 【行政機関サイト】
-
厚生労働省
生活の保障や経済発展のため、国民の健康や子育て、社会福祉、介護、雇用・労働、年金に関する政策を所管している国の行政機関のサイトです。
医療保険制度の制定も担い、海外医薬品の輸入に関する規則や検査も行っています。
医薬品等の通販・個人輸入について
医薬品等の個人輸入については、日本の薬機法(旧薬事法)により規制があります。
一般の個人が自分で使用するための購入のみ認められており、「代理で通販購入する」「購入後に第三者への譲渡する」などの行為は禁じられています。
ご注文者ご本人が、個人で使用する分を購入可能数量の範囲内でご注文ください。
- 医薬品等の個人輸入について詳しくはこちら
- 厚生労働省-医薬品等の個人輸入について
サインバルタの口コミ
-
女性 39お値段がちょっと張りますが、しっかり効いてくれています。以前は何事にもやる気が起きない感じでしたが、これのお陰で精神的に余裕が持てるようになってきました。もう少し安ければ嬉しいんですが、効き目は確かなのでちょっと無理して続けています。
-
女性 36SNRIは副作用が出にくいと言われてサインバルタを試してみることにしました。以前飲んでいた薬よりもいいように感じます。しばらくこちらの薬にお世話になってみようと思います。