トラマドール

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トラマドール 50mg
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トラマドールについて

高い鎮痛効果を持ちながら身体への負担が少ない!使用実績も豊富な非麻薬性鎮痛薬
  • 非オピオイド鎮痛薬よりも鎮痛効果が高く、中等度までの痛みに有効です
  • 強オピオイド鎮痛薬に比べ依存性が低く、身体への負担が抑えられます
  • トラマールと同じ有効成分で、安心して服用いただけます

トラマドールは、カナダの大手製薬会社であるアポテックス社が製造する非麻薬性(合成オピオイド)鎮痛薬です。アポテックス社はカナダ最大の医薬品メーカーで、300種以上ものジェネリック医薬品を開発・製造する信頼性の高い製薬企業だと言えます。
日本国内においても有効成分トラマドールが2003年には承認されており、同一有効成分を含む先発薬・トラマールが広く処方されています。使用実績が豊富なので、安心してお使いいただけます。

トラマドールの特徴

トラマドールの一番の特徴は、強力な鎮痛効果を持ちながら安全性も非常に高いという点です。,/p>

一般に、鎮痛薬は1996年にWHOが示した三段階の除痛ラダーに沿って処方されます。
まず軽度の痛みに対しては第一段階として非オピオイド鎮痛薬(NSAIDsやアセトアミノフェン)が選択されます。非オピオイド鎮痛薬の代表的なものがロキソニンです。ロキソニンはドラッグストアなどでも購入することが可能で手軽に服用できる反面、あくまで抗炎症薬であり体質や症状によっては十分な鎮痛効果が得られない方もいます。

一方最も強力な鎮痛薬が強オピオイド鎮痛薬と呼ばれるものです。モルヒネに代表される強オピオイド鎮痛薬は、強度の痛みに対しても鎮痛効果が有効ですが、依存性や身体への負担が大きい点がリスクとして挙げられます。 トラマドールをはじめとする弱オピオイド鎮痛薬は、非オピオイド鎮痛薬よりも強い鎮痛効果を持ち、強オピオイド鎮痛薬よりも身体への負担が小さいというメリットを持っています。トラマドールは中等度までの痛みに対応可能で、治療の第二段階で選択される鎮痛薬です。

トラマドールは、鎮痛効果の高さと安全性を両立した使いやすい鎮痛薬だと言えます。

オピオイド受容体を刺激し、痛みの伝達を抑制します

トラマドールの鎮痛作用のメカニズムは、大きく分けて二つあります。一つ目が、痛みの伝達経路の抑制です。
身体のどこかで痛みの刺激が発生すると、その刺激は脊髄を通り脳へと伝わります。人は脳が痛みを認知して初めて痛いと感じるのです。この脳への痛みの伝達に関わっているのが、オピオイド受容体と呼ばれる細胞表面受容体タンパク質です。

オピオイド受容体には4つのサブタイプ(デルタ、カッパ、ミュー、ノシセプチン)があり、中でも鎮痛作用に対して最も大きな関わりを持っているのがμ受容体です。トラマドールによって刺激されたμ受容体は、サブスタンスPなどの疼痛伝達物質の放出を抑制して痛みの伝達を抑えます。

実はμ受容体はさらに分類が可能で、鎮痛に関わっているのがμ1受容体、呼吸抑制などに関わっているのがμ2受容体になります(μ3受容体の機能についてはまだよく分かっていません)。トラマドールの副作用として呼吸抑制や眠気といった症状が現れる場合がありますが、これはμ2受容体への刺激が影響しているためです。トラマドールを服用中は、車の運転や危険作業は控えるようにしましょう。

下行性疼痛抑制系神経を活性化し、痛みを感じにくくします

トラマドールのもう一つの鎮痛作用メカニズムが、下行性疼痛抑制系神経の活性化です。
脳には、起こってしまった痛みを抑制する神経が存在します。それが下行性疼痛抑制系神経です。下行性疼痛抑制系神経が活性化されることで、痛みが和らぎます。

下行性疼痛抑制系神経の活性化のためには、セロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質が欠かせません。トラマドールは、神経伝達の接合部位であるシナプスから放出されたセロトニンとノルアドレナリンが再取り込みされることを阻止し、セロトニンとノルアドレナリンの量を増やします。これら二つの物質が下行性疼痛抑制系神経を活性化し、痛みを和らげる作用を強化してくれます。

トラマドールの効果

効果・効能
非オピオイド鎮痛薬での治療が困難な各種がんにおける疼痛、慢性疼痛の鎮痛

トラマドールは、NSAIDsやアセトアミノフェンなどの非オピオイド鎮痛薬で鎮痛効果が十分に得られない場合に治療の第二段階として処方され、各種のがんにおける疼痛や慢性疼痛、術後疼痛を鎮痛します。現在、呼吸困難の副作用の恐れがあると指摘され使用制限がかかっているコデインの代替薬として推奨されています。

トラマドールは、オピオイド鎮痛薬の特徴とされる循環器系への悪影響や呼吸抑制が比較的少ないという点がメリットです。身体及び精神の依存性や薬物耐性といった精神症状も出にくいとされ、軽度から中等度までの疼痛に対して広く処方されている鎮痛薬になります。

トラマドールの服用方法

1回の用量
1/4~2錠(トラマドール塩酸塩として25~100mg)
服用するタイミング
服用間隔4~6時間ごとの決まった時間
1日の服用回数
4回
服用する間隔
4~6時間

服用するタイミングについて

トラマドールは服用間隔を4~6時間とし、毎日決まったタイミングで服用するようにしてください。食前、食間、食後は問いません。ただし、生活時間帯に合わせて服用のタイミングを調整することも可能です。調整が必要な場合は医師か薬剤師にご相談ください。

トラマドールは一日を通しての用量が100~300mgと規定されています。そのため、症状に応じた用量に合わせ錠剤を分割するなどして1回分の服用量を調節するようにしましょう。用量は痛みの症状によって増減することが可能ですが、1回の服用につき100mg(2錠)、1日につき400mg(8錠)を超えることのないように注意してください。

また万一定時に飲み忘れた場合は、思い出した時すぐに服用するようにしてください。ただし前回の服用から4時間以上が経過し、次の服用時間が近い場合は服用する必要はありません。飲み忘れた場合でも、2回分の用量を1回で服用することは絶対にやめてください。

トラマドールの有効成分について

トラマドールが痛みの伝達を抑え、痛みを抑制する神経系を活性化します

トラマドールの有効成分であるトラマドール塩酸塩は、二つのアプローチにより痛みを抑えます。

一つ目が、オピオイド受容体の刺激です。トラマドール塩酸塩が、脳内に存在し痛みをつかさどるオピオイド受容体を刺激することで神経活動が抑制され、脳において痛みが伝わる経路が抑制されます。

二つ目が、下行性疼痛抑制系神経の活性化です。トラマドール塩酸塩は、セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の再取り込みを阻害し、脳内のセロトニンとノルアドレナリンの量を保つ働きを持っています。このセロトニンとノルアドレナリンによって痛みの抑制をつかさどる下行性疼痛抑制系神経が活性化され、痛みが和らげられます。

トラマドールの副作用

主な副作用
便秘、下痢、消化不良、眠気、めまい、頭痛、吐き気など

便秘や下痢など消化器系の症状や、軽いめまい、眠気など軽微な副作用症状が出た場合は、一旦トラマドールの服用を中止して経過を観察してください。症状が長引く時や悪化した時は、医師か薬剤師に相談するようにしましょう。

稀な副作用
胸痛、錯乱、興奮、頻脈、気分や精神的異常など

興奮状態や精神錯乱など重度の気分異常の症状が出た場合は、ただちにトラマドールの服用を中止し医師の診察を受けるようにしてください。

トラマドールの注意事項

慎重投与
  • オピオイド鎮痛剤を服用中の人
  • 薬物の乱用または薬物依存傾向のある人
  • 絶食や低栄養状態、摂食障害などによるグルタチオン欠乏や脱水症状のある人
  • てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴のある人
  • 痙攣発作の危険因子(頭部外傷、代謝異常、アルコールまたは薬物の離脱症状、中枢性感染症など)を有する人
  • 妊娠中または授乳中の人
服用してはいけない人
  • トラマドール塩酸塩に対して過敏症の既往歴がある人
  • アルコール、睡眠剤、鎮痛剤、オピオイド鎮痛剤、または向精神薬による急性中毒の人
  • MAO阻害薬を服用中の人または服用を中止してから14日以内の人
  • 治療による管理がなされていないてんかんの人
  • 消化性潰瘍のある人
  • 重度の血液の異常、肝障害、腎障害、心機能不全のある人
  • 12歳未満の小児
併用禁忌薬
  • MAO阻害薬
  • セレギリン塩酸塩
  • ラサギリンメシル酸塩