シベリウムについて
- 慢性的な偏頭痛の症状緩和に期待できるベルギー発の偏頭痛治療薬
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- 欧米を中心に広く処方されてきた実績を持っている片頭痛治療薬
- 1日1回1錠を就寝前に服用するだけで効果が期待できます
- 慢性的な片頭痛の症状改善や頭痛・めまいの予防にも期待できます
シベリウムは有効成分フルナリジンを含有した、偏頭痛を原因とする頭の痛みに対して症状緩和の効果が期待できる鎮痛薬です。日本国内では現在処方されていませんが、欧米では偏頭痛改善薬として広く処方されてきた実績を持っています。
シベリウムは対処療法薬に分類される鎮痛薬ですので根本治療の効果は期待できませんが、慢性的な偏頭痛の症状改善や予防に対して効果がある為、偏頭痛持ちの方から高い人気を集めています。
シベリウムの特徴
シベリウムは世界的に有名な企業であるジョンソンエンドジョンソン社の製薬部門であるヤンセンシラグ社が開発した偏頭痛に対して高い効果が期待できる鎮痛薬です。
偏頭痛が発症してしまう詳しい原因に関して今のところ明確に解明されていませんが、脳内の急激な血管の収縮と拡張が頭痛を起こしていると考えられています。
シベリウムに含まれている有効成分フルナリジンはカルシウム拮抗薬とも呼ばれており、カルシウムは血管の収縮を抑制する作用を持っています。この働きによって脳の中の平滑筋を弛緩し、血管を拡張させて血圧を下げることで頭痛の症状を緩和する作用が期待できます。
この血管拡張作用によって偏頭痛以外にもめまいや肩こり等の症状改善・緩和にも効果があります。
服用方法に関しても1日1回就寝前に1錠を服用するだけで効果が期待できますので、服用に掛かる負担が少なく使いやすい特徴を持った鎮痛薬となっています。
慢性的な偏頭痛の症状改善・緩和に高い効果が期待できます
偏頭痛はこめかみから目元周辺にかけて発生する頭痛の一種で、強い痛みや視覚異常、場合によって吐き気を生じることがあります。偏頭痛が発症する場面も様々で、突発的に頭痛が起きてしまいズキズキとした痛みが数時間にわたって続くこともあります。また多くが慢性的な症状となってしまい、数年もの長い期間にわたって偏頭痛の症状に悩まされている方も多いです。
このように症状がとても辛い偏頭痛が起きる原因は前述の通り、脳内の血管の急激な収縮によって起きるとされています。
シベリウムは有効成分フルナリジンが持つ血管拡張作用の働きにより、脳内の血管を拡張させることによって偏頭痛を発症する原因の元を断つことができます。シベリウムには即効性にはあまり期待できませんが、長期的に服用を継続していくことによって偏頭痛が起きにくい体質作りを目指すことができ、偏頭痛の予防をすることができます。
このように対処療法に分類されるシベリウムですが、長い間継続して服用する事によって偏頭痛の症状緩和だけでなく発症自体を予防する効果も期待できますので、欧米では偏頭痛治療薬兼予防薬として非常に高い人気を誇る治療薬となっています。
1日1回就寝前に1錠を服用するだけで偏頭痛の予防ができます
慢性的な偏頭痛に対して高い効果が期待できるシベリウムですが、服用方法はとても簡単で1日1回1錠を就寝前に水又はぬるま湯で服用するだけで大丈夫です。食事の影響を考える必要のない有効成分だけで構成されたお薬となっていますので、服用前の食事の有無に関して全く気にする必要はありません。
鎮痛薬の多くが症状のある時にしか服用することができず、乱用を防ぐ意味も含めて予防を目的として服用することができません。それに対してシベリウムは偏頭痛の症状があるなし関係なく、予防目的で毎日継続して服用することができます。その分即効性にはあまり期待できませんが、毎日継続して服用する事によって長年苦しめられてきた辛い偏頭痛の悩みから解放されるでしょう。
偏頭痛には上で紹介した血管の急激な収縮以外にも、様々な要因から発症することがあります。中には脳に関する重篤な病気のサインの可能性も考えられます。ですので、もしシベリウムを継続して服用しても偏頭痛の症状が一向に改善しない場合は、万が一のことを考えて一度病院で精密検査を受けてみる、若しくは医師への相談をしてみる事を検討してみてください。
シベリウムの効果
- 効果・効能
- 偏頭痛の症状改善・緩和及び偏頭痛の予防
- 血管の急激な収縮が原因として発症する偏頭痛の症状を治めることができます。
シベリウムに含有している有効成分フルナリジンが持つ血管拡張作用によって、血管の急激な収縮を原因として発症する偏頭痛の症状を改善及び緩和することができます。また継続して服用を続けていくことによって、偏頭痛の症状が起きるのを事前に防ぐことができる予防効果にも期待できます。
血管の急激な収縮以外が原因となる頭痛に対して、シベリウムを服用しても効果があまり期待できません。服用しても症状が改善しない場合は医師の診断などを受けるようにしましょう。
シベリウムの服用方法
- 1回の用量
- 1錠(フルナリジンとして5㎎又は10㎎)
- 1日の服用回数
- 1回まで
就寝前に1錠を毎日服用するだけで予防効果に期待できます
シベリウムは1日1回1錠を就寝する前に水又はぬるま湯を用いて服用する偏頭痛の改善効果が期待できる鎮痛薬です。シベリウムに含まれている有効成分フルナリジンは、食事の影響を考慮する必要はありません。
対処療法に分類されるお薬であり、即効性にはあまり期待できません。毎日継続して服用する事で徐々に効果が現れてくるお薬ですので、短期間の服用で効果が実感できなかったからといって服用を止めることが無いようにしましょう。
シベリウムの効果を早く実感したいからといって、用法用量の超える量を服用する事は避けてください。また前日に服用を忘れた時、翌日に前日分と合わせてまとめて服用する事も止めてください。思わぬ副作用を起こしてしまう危険性が高くなってしまい、場合によっては重篤な症状を引き起こす事も考えられます。
シベリウムの有効成分について
有効成分フルナリジンが持つ血管拡張作用が偏頭痛の症状を鎮めます
シベリウムに含まれている有効成分フルナリジンは、カルシウム拮抗薬にも分類される鎮痛薬です。カルシウムイオンには血管を収縮する作用を持っており、血管にあるカルシウムの通り道「カルシウムチャネル」をカルシウムイオンが通ることによって血管が収縮します。
脳内の血管でカルシウムイオンがこの働きをすることによって、偏頭痛を引き起こしてしまうのです。
フルナリジンはカルシウムチャネルを封鎖する作用を持っており、脳の血管内にカルシウムイオンが過度に流入するのを防ぐことができます。その結果として脳内において急激な血管の収縮を抑制ができ、偏頭痛の症状を改善・緩和することができるのです。
また継続的に服用をすることによって、偏頭痛が発症するのを未然に防ぐ予防の効果にも期待できます。
シベリウムの副作用
- 主な副作用
- 眠気・不眠などの睡眠障害、鼻炎、体重増加、筋肉痛、疲労感、便秘、悪心・吐き気、 めまい、食欲不振、口喝など
シベリウムを服用した際の副作用として上で記載したようなものが報告されています。いずれも症状としては軽度のものになっていますが、気になる時は一旦服用を止めるか服用する量を調整などしてみましょう。
また副作用の一つとして眠気を催すことがありますので、服用する際は車や機械類の運転・操作など危険を伴うものを扱うのは避けるようにしてください。
- 稀な副作用
- 抗うつ症状、頭重、血圧低下、排尿困難、発汗、発熱、むくみなど
稀に起こる副作用として上で記載したものが報告されています。こちらの症状も軽度で治まることが多いですが、辛い場合は服用を一旦中止してかかりつけの医師に相談することも検討してみましょう。
シベリウムの注意事項
- 慎重投与
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- 肝機能障害の方
- うつ病の方
- 高齢者の方(少量から服用を開始してください)
- 不整脈の方
- 他に服用している薬がある場合は服用前にかかりつけの医師又は薬剤師に相談してください。
- 服用してはいけない人
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- 重度の肝機能障害の方
- 妊娠中・妊娠している可能性のある方
- 脳内出血の疑いがある方
- 脳梗塞の疑いがある方
- 過去にフルナリジンを含有する医薬品で過敏症(アナフィラキシーショック)を起こしたことがある方
- パーキンソン病の方
- 併用禁忌薬
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併用禁忌薬はありませんが、下記のお薬を服用している方はシベリウムの服用を開始する前に必ずかかりつけの医師又は薬剤師に相談してください。
- 降圧剤
- アセタゾラミド
- アムホテリシン注射
- コルチコステロイド
- 利尿剤
- 鎮静剤
- 抗不安剤
- 筋弛緩薬
- 精神安定剤
- 抗けいれん剤など
- ・直射日光を避けて室温で保管してください。
- 冷蔵庫に保管する必要はありませんが、高温多湿の場所には保管しないでください。
- ・小さなお子様の手の届かない所に保管してください。
- お子様が誤って服用することのないよう十分注意して保管してください。
参考サイト
このページの詳細は、下記サイトを参考にさせて頂いております。
薬ストアでは正確な情報提供を努めておりますが、情報の正確性および完全性を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。
- 【医薬品情報サイト】
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日本医薬情報センター
安全性および有効性を中心とした医薬品情報の提供を行う一般財団法人のサイトです。
医薬品に関する国内外の情報を迅速かつ公正に整理・分析し速やかに情報提供することによって、国民の健康や医療の向上に貢献しています。
サイト内には国内の医薬文献情報と医薬品添付文書情報がデータベースにまとめられており、添付文書や治験など各段階における医薬品情報が検索できます。 -
KEGG
日本医薬情報センター(JAPIC)から提供された医薬品の添付文書や、国内では販売されていないアメリカの医薬品の添付文書も確認できるサイトです。
薬の一般名や有効成分、会社名、JAPIC IDなど複数の項目から検索可能です。 - 【行政機関サイト】
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厚生労働省
生活の保障や経済発展のため、国民の健康や子育て、社会福祉、介護、雇用・労働、年金に関する政策を所管している国の行政機関のサイトです。
医療保険制度の制定も担い、海外医薬品の輸入に関する規則や検査も行っています。
医薬品等の通販・個人輸入について
医薬品等の個人輸入については、日本の薬機法(旧薬事法)により規制があります。
一般の個人が自分で使用するための購入のみ認められており、「代理で通販購入する」「購入後に第三者への譲渡する」などの行為は禁じられています。
ご注文者ご本人が、個人で使用する分を購入可能数量の範囲内でご注文ください。
- 医薬品等の個人輸入について詳しくはこちら
- 厚生労働省-医薬品等の個人輸入について
シベリウム(フルナリジン)の口コミ
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女性 50医局に勤務していました。フルナリジンは今、日本では手に入らない薬ですが、昔はわりと多く使っていたと思います。副作用に注意すれば、とてもいい薬です。