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イフェクサーXRについて
- 高い効果で副作用が比較的少ない第4世代の抗うつ剤と呼ばれる薬です
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- セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを防止します
- うつ病だけでなく不安障害の改善効果も期待できます
- 世界的な製薬会社が製造している薬のため安心して服用できます
イフェクサーXRはベンラファキシンを主成分としたうつ病の治療薬です。同商品はセロトニンとノルアドレナリン再取り込み阻害剤に区分される薬で、神経と神経をつなぐシナプス間隙でのセロトニンとノルアドレナリン濃度を増やすことで不安や気分の落ち込みと意欲・気力の低下を改善する作用があります。そのため、精神科領域におけるうつ病やうつ状態などで悩んでいる方におすすめの商品です。
イフェクサーXRの特徴
イフェクサーXRは第4世代の抗うつ剤に分類される薬で、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害作用を持っています。セロトニン、ノルアドレナリンの再取り込み量を減らすことにより、セロトニンとノルアドレナリンの両方を増加させることができる薬です。セロトニンとノルアドレナリンの作用割合は30:1といわれいるため、低用量ではセロトニン作用がメインで、使用量を増やしていくとノルアドレナリンの作用が強まってきます。これらの効果によりうつ症状を改善することができます。主成分であるベンラファキシンは中・高度のうつ病に効果が高いとされており、副作用が少ないので飲みやすい薬となっています。
この商品はアメリカのファイザー社が製造・販売されています。同社は世界第1位の製薬会社で、幅広い医薬品で世界の医薬品メーカーを牽引するグローバル企業です。ペニシリンの大量生産を初めて成功させたり、世界的に有名なED治療薬であるバイアグラを開発した企業で同社の製品は安全度・効能ともに世界中で高く信頼されています。そのため、イフェクサーXRも安心して利用することができます。
セロトニンとノルアドレナリンを増やすことでうつ症状を改善します
うつ病には神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンが大きく関与しています。セロトニンは人に安心感を与えたり、気持ちをリラックスさせる物質で、セロトニンが不足するとネガティブな思考が増えて不安になったり、訳もなく悲しくなったりします。一方のノルアドレナリンは意欲、活動性、積極性、思考力、集中力をつかさどる物質で、ノルアドレナリンが不足すると低下すると外部からの刺激に対して反応が低下して無反応・無気力状態になり意欲低下型のうつ状態に陥ります。うつ病はこれらの物質がストレス等により、量が減って不足してしまうことで様々な症状が現れると考えられています。
イフェクサーXRの有効成分であるベンラファキシンは主にセロトニンとノルアドレナリンの再吸収を阻害し、脳内のセロトニンとノルアドレナリンの濃度をある程度高い濃度に維持することができます。また、僅かですが、快楽やポジティブな感情に関わるかかわるドーパミンを再吸収するのを阻害する作用もあるため、ドーパミンの濃度も維持する効果もあります。これらの作用によりセロトニンやノルアドレナリン不足によるうつ症状を改善することができます。
第4世代の抗うつ剤で高い効果と副作用の少なさが特徴です
抗うつ剤の歴史は1952年に初めて抗うつ剤としてイプロニアジドが開発されて以降、うつ症状に効果的で副作用が少ない様々な抗うつ剤が開発・改良されてきています。これらの薬は有効成分の構造や効果によって分類され、現在までに第1~4世代と呼ばれています。
まず、第1世代としてイプロニアジドを含む三環系の薬が開発されました。これらは確実な抗うつ効果がある一方で、副作用として抗コリン作用(口の渇きや便秘)や心臓に悪影響を及ぼす心毒性が見られます。次に第2世代として、改良された三環系や四環系、二環系が登場し、抗うつ効果は第1世代よりも若干弱いものの抗コリン作用や心毒性が第1世代よりも軽減されました。
その後、第3世代としてSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)が登場します。第3世代の抗うつ効果は第2世代よりやや弱いですが、抗コリン作用や心毒性が大きく軽減されています。そして、第4世代としてSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)が開発され、抗うつ効果は第1世代に匹敵し、副作用は第3世代と同程度となっており、症状が多彩なうつ病において広範な症状に有効とされています。
イフェクサーXRはこれらの内で高い効果があり比較的副作用の少ない第4世代のSNRIの抗うつ剤に分類されます。
イフェクサーXRの効果
- 効果・効能
- 抑うつ
- 落ち着かない精神状態の安定
イフェクサーXRは不安や落ち込み、意欲低下を改善する作用があるため、日本ではうつ病やうつ状態の治療効果があるとされています。一方、海外ではうつ病だけでなく、全般性不安障害、社会不安障害、パニック障害にも効果があるとされています。日本と海外で適応が異なる理由としては日本人で効果があることを科学的に実証するためには製薬会社が治験を行う必要がありますが、現状日本では治験でうつ病のみ適応が承認されているためです。
これ以外にも痛みや注意血管障害の治療にも有効であるという報告もあります。
イフェクサーXRの服用方法
- 1回の用量
- 1錠もしくは1/2錠(「ベンラファキシン」として75mgもしくは37.5mg)
- 1日の服用回数
- 1回まで
- 服用上限
- 225mg
低用量で効果が見られない場合は上限まで増やしてみることが重要です
1日1回食後に水もしくはぬるま湯で服用してください。服用開始時は半錠から開始するようにします。服用を継続した後に効果不十分の場合は1日用量として1錠(75mg)ずつ増量し、1日3錠(225mg)まで増やすことができます。同商品は75~150mgでセロトニンの作用が中心で、150mg~225mgまでがノルアドレナリンの作用が増加するため、高用量まできちんと服用する必要があります。
服用後に眠気を感じる場合、医師と相談の上、服用のタイミングを夕食後に変えるなどを検討してください。飲み忘れた場合は気付いたときにできるだけ早く1回分飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は飛ばすようにして、2回分を一度に飲まないようにしてください。
ベンラーXRの有効成分について
ノルアドレナリンとセロトニンの濃度を維持することができます
イフェクサーXRの主成分であるベンラファキシンは脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンとセロトニンの量を再取り込み阻害という方法で調整することで脳内のバランスを整え、つらい症状を改善していると考えられています。セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質は役目を果たすと不要になるため、再取り込みという形で回収されます。ベンラファキシンはこの働きを邪魔して再取り込みをさせず、セロトニンやノルアドレナリンの濃度を維持する作用があります。
イフェクサーXRの副作用
- 主な副作用
- 傾眠、悪心、動悸、肝機能検査値異常、γ-GTPの上昇、排尿困難、発汗など
使用後にこれらの症状がみられた場合は使用を中止してかかりつけの医師に相談してください
- 稀な副作用
- アナフィラキシーショック、セロトニン症候群など
万が一これらの症状がみられた場合はただちに使用を中止して医師の診察を受けてください
イフェクサーXRの注意事項
- 慎重投与
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- 肝臓病、腎臓病の方
- 前立腺肥大症の方
- 緑内障の方
- 高血圧の方
- 心臓病の方
- てんかんの方
- 脳の器質的障害のある方
- 服用してはいけない人
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- イフェクサーXRの服用で過去に過敏症の既往歴のある方
- MAO阻害剤を服用している方
- 重度の肝機能障害のある方
- 重度の腎機能障害のある方
- 併用禁忌薬
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- パーキンソン病治療薬(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩等)
- ・直射日光を避けて室温で保管してください。
- 冷蔵庫に保管する必要はありませんが、高温多湿の場所には保管しないでください。
- ・小さなお子様の手の届かない所に保管してください。
- お子様が誤って服用することのないよう十分注意して保管してください。
参考サイト
このページの詳細は、下記サイトを参考にさせて頂いております。
薬ストアでは正確な情報提供を努めておりますが、情報の正確性および完全性を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。
- 【医薬品情報サイト】
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日本医薬情報センター
安全性および有効性を中心とした医薬品情報の提供を行う一般財団法人のサイトです。
医薬品に関する国内外の情報を迅速かつ公正に整理・分析し速やかに情報提供することによって、国民の健康や医療の向上に貢献しています。
サイト内には国内の医薬文献情報と医薬品添付文書情報がデータベースにまとめられており、添付文書や治験など各段階における医薬品情報が検索できます。 -
KEGG
日本医薬情報センター(JAPIC)から提供された医薬品の添付文書や、国内では販売されていないアメリカの医薬品の添付文書も確認できるサイトです。
薬の一般名や有効成分、会社名、JAPIC IDなど複数の項目から検索可能です。 - 【行政機関サイト】
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厚生労働省
生活の保障や経済発展のため、国民の健康や子育て、社会福祉、介護、雇用・労働、年金に関する政策を所管している国の行政機関のサイトです。
医療保険制度の制定も担い、海外医薬品の輸入に関する規則や検査も行っています。
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- 医薬品等の個人輸入について詳しくはこちら
- 厚生労働省-医薬品等の個人輸入について