マーシロン(低用量ピル)の商品詳細
- 商品名
- マーシロン
- 内容量
- 1箱あたり21錠 / 28錠
- 有効成分
- エチニルエストラジオール、デソゲストレル
- 効果・効能
- 避妊、月経周期の安定、月経前症候群(PMS)や生理痛の緩和
- 形状・剤形
- 経口服用タイプの錠剤
- 対象性別
- 女性
- 製薬会社
- オルガノン(Organon)
マーシロンは、アメリカの製薬会社・MSD社(2021年に婦人科領域をOrganon & Co.に分社化予定)が製造する超低用量ピルで、同社が製造する「マーベロン」の姉妹品になります。有効成分・エチニルエストラジオールの含有量が0.02mgと、低用量の「マーベロン」よりさらに低減した処方で、身体への負担を最小限に抑えることが可能です。
※発送時期によりパッケージが異なります。
マーシロン(低用量ピル)の特徴
- 高い避妊効果を持ちながら身体に優しい超低用量処方!第3世代の経口避妊薬です
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- 超低用量で身体への負担が少なく、安心してお飲みいただけます
- 避妊効果が高く、男性化作用は低く抑えた処方です
- 1周期分が同用量・同成分で、使用方法がとても簡単です
- 効果・効能
- 避妊
- 月経周期の安定、月経前症候群(PMS)や生理痛の緩和
マーシロンは、有効成分であるエチニルエストラジオールとデソゲストレルの作用により排卵を抑制します。さらにデソゲストレルには、頸管粘液(おりもの)の粘度を上げ精子の侵入を阻止する働きと、子宮内膜の増殖を防ぎ着床しにくくする働きもあります。マーシロンは、排卵の抑制、精子の侵入阻止、着床の予防という三つの作用で、高い避妊効果を発揮するお薬です。
またマーシロンを月経初日から毎日連続で服用することで、月経周期をコントロールすることも可能です。排卵が起こらず体内でホルモン値が急激に変動することがないため、月経前症候群(PMS)のような不快症状も起きにくくなります。子宮内膜が厚くならないため、それに伴う生理痛も抑える効果があります。
マーシロン(低用量ピル)について
マーシロンの一番の特徴は、有効成分が超低用量で副作用リスクを低く抑えた処方であるという点です。
マーシロンの有効成分の一つである合成卵胞ホルモン(エストロゲン)が、エチニルエストラジオールになります。
エチニルエストラジオールは卵胞が成熟するのを抑え、排卵が起こらないように作用する成分です。この働きによって高い避妊効果が得られますが、従来のピルでは吐き気や乳房痛などの副作用症状を伴うことがあるというのが、服用に際しての障害となっていました。これらの副作用は、元々体内に存在するエストロゲンに、さらに合成エストロゲンを加えることでホルモンバランスが崩れてしまうことが原因で起こります。つまり身体への負担を考えると、ピルに含まれる合成エストロゲンの配合量は多ければいいというものではないのです。
マーシロンに配合されたエチニルエストラジオールは、1錠あたり0.02mgと超低用量です。そのため避妊と月経コントロールに対して十分な効果がありつつ、副作用のリスクを最小限に抑えることができます。
同用量・同成分の1相性なので毎日の服用がとても簡単です
マーシロンは、月経の初日から毎日1錠ずつ服用を続ける低用量ピルです。1錠に含まれる有効成分とその含有量は全ての錠剤において同一です。
低用量ピルはその有効成分の含有量の変化によって3種類に分けることができます。
マーシロンのように服用期間中ずっと有効成分の含有量が変わらないものが1相性と呼ばれるものです。成分の含有量が2段階もしくは3段階に分かれているピルの場合、服用の順番をきちんと守る必要があります。しかしマーシロンはどの錠剤を服用しても用量が変わらないため、順番を間違えるという心配もありませんし、万一飲み忘れても1日程度であれば調整が容易であることがメリットです。
第三世代のプロゲスチンで高い避妊効果が得られます
天然の黄体ホルモン・プロゲステロンに対して、低用量ピルに含まれる合成黄体ホルモンのことをプロゲスチンと言います。
マーシロンに配合されているプロゲスチン・デソゲストレルには、従来のプロゲスチンと比較して二つの大きなメリットがあります。
一つ目のメリットが、黄体ホルモンとしての作用が大幅にアップしたという点です。これにより排卵抑制作用が増強され、避妊効果が高くなっています。また子宮内膜の増殖を抑える作用もあり、子宮内膜の増殖に伴う発痛物質(プロスタグランジン)の過剰産生を阻止します。プロスタグランジンの産生を防ぐことで、生理痛を軽減できるのも特徴です。
二つ目のメリットは、一つ前の第二世代プロゲスチンでネックとなっていたアンドロゲン作用(男性ホルモン活性)を半分以下に低減することに成功したという点です。これまでアンドロゲンの男性化作用によって、体毛が濃くなる、ニキビが増えるなどの症状が出てしまう場合がありましたが、マーシロンではそれらの発現をかなり抑えることが可能です。
マーシロンは排卵抑制効果が高くなった一方、デメリットとなる男性化作用は抑えた処方で、初めて低用量ピルを服用する方でも安心してお飲みいただけるお薬です。
二つの有効成分が卵胞の成熟を止め、排卵を抑制します
マーシロンに含まれるエチニルエストラジオールは合成卵胞ホルモン、デソゲストレルは合成黄体ホルモンです。
女性の身体の中では卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスによって、卵胞が成熟し排卵、その後月経が起こるか妊娠するという周期が保たれています。この時、マーシロンを服用してごく微量の卵胞ホルモンと黄体ホルモンが体内に存在すると、脳は卵胞がすでに成熟していると判断し、卵胞の成熟を止めるのです。
マーシロンは、卵胞の成熟を抑え排卵を起こさないことで妊娠を防ぐ経口避妊薬です。
マーシロン(低用量ピル)の服用方法
- 1回の用量
- 1錠
- 1日の服用回数
- 1回まで
- 服用する順番
- 錠剤シートの1番から順に服用
- 休薬期間
- 7日
服用するタイミングについて
マーシロンは、食事の影響を受けないお薬です。月経開始から24時間以内に最初の1錠を服用し、その後は食前食後問わず毎日同じタイミングに服用するようにしましょう。もし1日飲み忘れた場合はすぐに前日分を服用して、当日分はいつもと同じタイミングで服用して下さい。2日以上飲み忘れた場合でも2錠以上を一度に服用することはせず、前日分を1錠服用後、当日分を決められたタイミングで服用するようにしましょう。
マーシロン(低用量ピル)の副作用
- 主な副作用
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- 頭痛
- 吐き気
- 乳房の張り
- 下腹部痛など
頭痛や吐き気、不正出血などの副作用症状が飲み始めの時期に出る可能性があります。ただ数か月程度服用を継続していけば、徐々に軽減されていく場合がほとんどです。症状が重い、長期間副作用症状が続くなどの際は、服用を継続するかどうか医師にご相談ください。
- 稀な副作用
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- 低カリウム血症
- アレルギー症状
- 上室性頻脈
- 心房細動など
血栓症とは、血管内に血液の塊ができ血流が滞ることです。下肢の急激な痛みや脱力、息切れや胸の痛み、激しい頭痛などの症状が見られる場合は、マーシロンの服用を中止して直ちに医師の診察を受けるようにして下さい。
マーシロン(低用量ピル)の注意事項
- 慎重投与
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- 子宮筋腫がある人
- 乳がんの既往歴がある人
- 家族に血栓症の既往歴がある人
- 肥満の人
- 35歳以上の人
- 喫煙する人
- 服用してはいけない人
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- エチニルエストラジオール及びデソゲストレルに対して過敏症の既往歴がある人
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患の人及びその既往歴がある人
- 重度の腎障害及び肝障害の人
- 高血圧の人
- 妊娠中または授乳中の人及び妊娠の可能性がある人
- 35歳以上で1日15本以上喫煙する人
- 併用禁忌薬
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- C型肝炎の経口薬(オムビダスビル水和物、パリタプレビル水和物、リトナビル配合剤)
マーシロン(低用量ピル)の保管方法
- ・直射日光を避けて室温で保管してください。
- 冷蔵庫に保管する必要はありませんが、高温多湿の場所には保管しないでください。
- ・小さなお子様の手の届かない所に保管してください。
- お子様が誤って服用することのないよう十分注意して保管してください。
参考サイト
このページの詳細は、下記サイトを参考にさせて頂いております。
薬ストアでは正確な情報提供を努めておりますが、情報の正確性および完全性を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。
- 【医薬品情報サイト】
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日本医薬情報センター
安全性および有効性を中心とした医薬品情報の提供を行う一般財団法人のサイトです。
医薬品に関する国内外の情報を迅速かつ公正に整理・分析し速やかに情報提供することによって、国民の健康や医療の向上に貢献しています。
サイト内には国内の医薬文献情報と医薬品添付文書情報がデータベースにまとめられており、添付文書や治験など各段階における医薬品情報が検索できます。 -
KEGG
日本医薬情報センター(JAPIC)から提供された医薬品の添付文書や、国内では販売されていないアメリカの医薬品の添付文書も確認できるサイトです。
薬の一般名や有効成分、会社名、JAPIC IDなど複数の項目から検索可能です。 - 【行政機関サイト】
-
厚生労働省
生活の保障や経済発展のため、国民の健康や子育て、社会福祉、介護、雇用・労働、年金に関する政策を所管している国の行政機関のサイトです。
医療保険制度の制定も担い、海外医薬品の輸入に関する規則や検査も行っています。
医薬品等の通販・個人輸入について
医薬品等の個人輸入については、日本の薬機法(旧薬事法)により規制があります。
一般の個人が自分で使用するための購入のみ認められており、「代理で通販購入する」「購入後に第三者への譲渡する」などの行為は禁じられています。
ご注文者ご本人が、個人で使用する分を購入可能数量の範囲内でご注文ください。
- 医薬品等の個人輸入について詳しくはこちら
- 厚生労働省-医薬品等の個人輸入について
マーシロン(低用量ピル)の口コミ
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女性 23セックスする際はコンドームを付けるよう頼んでいますが、万が一を考えていつも服用しています。一応これまで妊娠したことはありません。副作用が全然起きないので安心して服用できます。
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女性 24生理そのものが軽くなるのでたいへん便利に使用しています。生理痛で悩んでいる方におすすめです。生理も定期的にくるし安心です。
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女性 26ここ3ヶ月くらいはマーシロンを飲んでいます。超低用量なので副作用も感じないし身体がラクです。
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女性 31半年以上使用しています。格安なのでホントに避妊効果あるのかなぁと半信半疑でしたが、副作用もないし、カラダにあうみたい。今のところ、妊娠もしてませんし(笑)このまま継続します。