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リスパダール・ジェネリック(シゾドン)

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リスパダール・ジェネリック(シゾドン)について

脳内の神経伝達物質の分泌を抑え、統合失調症や不安定な精神状態を改善します
  • 国内で処方されている「リスパダール」のジェネリック医薬品です
  • 有効成分「リスペリドン」が神経伝達物質の乱れを改善します
  • 統合失調症の陽性症状、陰性症状のどちらにも効果的です

リスパダール・ジェネリック(シゾドン)の有効成分

リスパダール・ジェネリック(シゾドン)の適応症

リスパダール・ジェネリックはインドのサンファーマ社によって開発された、抗精神病薬です。国内で処方されている「リスパダール」のジェネリックで、統合失調症の症状や小児期の自閉スペクトラム症の易刺激性を改善します。有効成分「リスペリドン」が脳内の神経伝達物質(ドーパミンやセロトニン)の機能を調節して、不安や緊張など精神の不安定な状態を抑えます。

リスパダール・ジェネリック(シゾドン)の特徴

リスパダール・ジェネリックは統合失調症や小児期自閉スペクトラム症の易刺激性に対して効果がある抗精神薬です。有効成分は先行薬のリスパダールと同じ「リスペリドン」です。

統合失調症が発症する原因はまだはっきりと分かっていませんが、体質、環境、過剰なストレスなど複合的な原因から脳の機能バランスが崩れることで、妄想や幻覚、意欲の低下や感情表現の減少といった日常生活に支障をきたす症状が現れると考えられています。

脳内で分泌される神経伝達物質「ドーパミン」や「セロトニン」が統合失調症の発症に深く関わりがあると言われており、これらの分泌が正常でなくなると、脳の様々な働きをまとめることが困難となります。10代から40代までに発症しやすく、およそ100人に1人がかかる病気で、決して珍しい病気ではありません。

リスパダール・ジェネリックは神経伝達物質のドーパミンやセロトニンの分泌を抑える効果があります。ドーパミンやセロトニンの分泌を正常にすることで、脳の情報伝達機能を整え、精神の不安定な状態を抑え、妄想や無気力などの統合失調症の症状を改善します。

統合失調症の症状は、妄想や幻覚、幻聴、緊張、思考障害などの「陽性症状」と、意欲の低下や自発性の欠如、感情表現の減少、ひきこもりなどの「陰性症状」に大きく分かれますが、リスパダール・ジェネリックはこのどちらの症状改善にも効果があります。

統合失調症の陽性症状、陰性症状のどちらにも効果があります

統合失調症の症状は大きく3つに分かれます。妄想や幻覚、幻聴、緊張、思考障害などの「陽性症状」、意欲の低下や自発性の欠如、感情表現の減少、ひきこもりなどの「陰性症状」、そして「認知機能障害」です。リスパダール・ジェネリックは陽性症状にも陰性症状にも効果がある「非定型抗精神薬」に分類されており、認知機能障害にも効果が期待されています。

脳内の神経伝達物質「ドーパミン」は視覚、聴覚からの情報を伝達し、運動機能や学習能力、向上心やモチベーションに大きく関わっています。ドーパミンが過剰に分泌されると神経の働きが敏感になり、「妄想」や「幻覚」といった陽性症状が現れます。

逆にドーパミンの分泌が不足すると意欲の低下や感情の平板化が起こり、物事への関心が極端に低くなります。このドーパミンの分泌量を調整し、バランスをとっているのが同じ脳内の神経伝達物質「セロトニン」です。ドーパミンとセロトニンのバランスが崩れると精神的に不安定な状態になり、様々な症状を引き起こしてしまいます。

リスパダール・ジェネリックの有効成分「リスペリドン」は「セロトニン・ドーパミン遮断薬(SDA)」というグループに分類されています。ドーパミンとセロトニンの両方に働きかけ、両者のバランスを保つよう作用するので、統合失調症の陽性症状だけではなく陰性症状にも効果的です。

強い不安感や躁鬱状態など、様々な精神状態の改善に役立ちます

リスパダール・ジェネリックの有効成分「リスペリドン」は「セロトニン・ドーパミン遮断薬(SDA)」に属し、「第2世代抗精神病薬」に分類されます。第1世代抗精神病薬から大きく異なる点は、ドーパミンだけではなくセロトニンにも作用することで、意欲の低下や自閉、感情の平板化といった症状を和らげるという点です。

精神の安定には脳内の神経伝達物質のドーパミンやセロトニンの働きが大変重要です。それらが良いバランスを保って機能することが、精神が安定する1つの要素となります。

リスパダール・ジェネリックはドーパミンとセロトニンの両方に働きかけ、統合失調症の症状に限らず、不安感や緊張感を鎮めたり、気持ちの高ぶりや興奮を抑えたり、混乱、パニック状態に陥らないよう精神を安定させる効果があります。

躁鬱状態の改善や、小児期自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群や自閉症など)に見られる自傷行為や攻撃性、易刺激性にも有効であることが分かっています。考えがまとまらずパニックになったり、極度に不安を感じるような精神状態を落ち着かせます。

リスパダール・ジェネリック(シゾドン)の効果

効果・効能
統合失調症の陽性症状、陰性症状の改善
小児期自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群や自閉症など)に見られる自傷行為や攻撃性、易刺激性の緩和
強い不安感や緊張感など不安定な精神状態を改善

リスパダール・ジェネリックの有効成分「リスペリドン」が脳内の神経伝達物質であるドーパミンとセロトニンに働きかけます。中脳辺縁系のドーパミンの分泌が過剰になると統合失調症の陽性症状(妄想や幻覚、幻聴)などの症状が現れますが、リスペリドンはこの過剰分泌を抑え、陽性症状を軽減します。

リスペリドンは同時にセロトニンの働きを抑える作用があり、セロトニンの働きを抑制することで中脳皮質系のドーパミンが増え、意欲の低下や感情表現の減少、無気力といった統合失調症の陰性症状を改善します。リスパダール・ジェネリックはドーパミンとセロトニンの過剰な分泌を防いでバランスを保ち、不安定な精神状態が安定するよう作用します。

リスパダール・ジェネリック(シゾドン)の服用方法

1回の用量
半錠から1.5錠(「リスペリドン」として2mgから6mg)
1日の服用回数
2回

1回につき半錠から1.5錠を1日2回水またはぬるま湯で服用します。初めて服用される方はまずは1mgから服用されることをおすすめします。症状や年齢により服用量を調節するようにしてください。1日に摂取できる量は最大12mgですので、この量を超えないでください。

服用時の注意

統合失調症の場合(成人)は1回1mgを1日2回服用することから始めてください。様子を見ながら徐々に増量し、1回の用量を2mgから6mgの間で服用してください。1日の最大用量12mgは超えないでください。

小児期自閉スペクトラム症の易刺激性などに対して使用する場合は、原則として5歳以上18歳未満の方のみ使用するようにしてください。体重15kg以上20kg未満の方は最初の3日間は1日1回0.25mgを服用してください。4日目からは1日の最大量を0.5mgとし、2回に分けて服用してください。

増量する場合は1週間以上の間隔をあけ、1日の量として0.25mgを増やし、様子を見てください。1日の最大量は1mgを超えてはいけません。

体重が20kgを超える方は、最初の3日間は1日1回0.5mgを服用してください。4日目からは1日の最大量を1mgとし、2回に分けて服用してください。増量する場合は1週間以上の間隔をあけ、1日の量として0.5mgを増やし、様子を見てください。1日の最大量は、体重が20kg以上45kg未満の方で2.5mg、体重が45kg以上の方で3mgですので、この量を超えないようにしてください。

リスパダール・ジェネリック(シゾドン)の有効成分について

「リスペリドン」はドーパミンとセロトニンの両方に作用します。

リスパダール・ジェネリックの有効成分「リスペリドン」は、「セロトニン・ドーパミン遮断薬」に属し、ドーパミン受容体およびセロトニン受容体を遮断します。

リスペドリンはドーパミン受容体D2受容体阻害作用とセロトニン2受容体(5-HT2受容体)阻害作用を併せ持っています。D2受容体を遮断することで中脳辺縁系ドーパミンの過剰状態を防ぎ、幻想や妄想といった陽性症状を軽減します。

また、セロトニン受容体を遮断する作用は中脳皮質系ドーパミンを過剰にブロックすることを防ぎ(セロトニン受容体を遮断するとセロトニンの働きは弱まり、ドーパミンは放出されやすくなります)、ドーパミンのバランスを保ちます。

さらに、意欲の低下や感情が乏しくなるなどの陰性症状の原因とされるセロトニンの5-HT2受容体を阻害することで、これらの症状を軽減します。

リスパダール・ジェネリック(シゾドン)の副作用

主な副作用
アカシジア
不眠症
傾眠
振戦
倦怠感
易刺激性
流涎過多
便秘
頭痛
筋固縮
震えなど

抗精神病薬による副作用として、上記の副作用の症状が見られることがあります。副作用の症状が現れた場合は無理に薬の服用を続けず、医師に相談してください。中にはアカシジアのように病気の症状が悪化したかのような症状が現れることがありますが、そのような場合は自身で判断することは避け、必ず医師に相談してください。

稀な副作用
アナフィラキシー反応
血糖値の増加
肝機能障害
不整脈
膀胱炎など

稀な副作用としては他に黄疸、脳血管障害、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、白血球減少、肺塞栓症、持続勃起症、深部静脈血栓症などが現れることがあります。これらの症状が現れた場合は直ちに薬の服用をやめ、医師に相談してください。

リスパダール・ジェネリック(シゾドン)の注意事項

慎重投与
次の人は、服用に注意する必要があります。
  • 妊娠中や妊娠の可能性のある人
  • 授乳中の人
  • 65歳以上の人
  • 心疾患、血管系疾患の疑いのある人
  • 低血圧の人
  • 不整脈の既往歴のある人
  • 肝機能障害のある人
  • 腎機能障害のある人
  • 薬物過敏症の人
  • 糖尿病またはその既往歴のある人 または高血糖、肥満等の糖尿病の危険性のある人
  • てんかん等の痙攣性疾患またはその既往歴がある人
  • 先天性QT延長症候群またはQT延長症候群を起こす可能性のある薬剤を投与中の人
  • レビー小体型認知症またはパーキンソン病の人
  • 自殺企図の既往の人または自殺念慮を有する人
服用してはいけない人
次の人は、この薬を使用することはできません。
  • ジソドンの有効成分及びパリペリドンに対し過敏反応を起こしたことのある人
  • バルビツール酸誘導体などの中枢神経抑制剤の影響を強く受けている人
  • アドレナリンを投与中の人
  • 昏睡状態の人
併用禁忌薬
次の薬と合わせての使用は避けてください。
  • バルビツール酸誘導体などの中枢神経抑制剤
  • アドレナリン製剤
・直射日光を避けて室温で保管してください。
冷蔵庫に保管する必要はありませんが、高温多湿の場所には保管しないでください。
・小さなお子様の手の届かない所に保管してください。
お子様が誤って服用することのないよう十分注意して保管してください。

参考サイト

このページの詳細は、下記サイトを参考にさせて頂いております。

薬ストアでは正確な情報提供を努めておりますが、情報の正確性および完全性を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。

【医薬品情報サイト】
日本医薬情報センター
安全性および有効性を中心とした医薬品情報の提供を行う一般財団法人のサイトです。
医薬品に関する国内外の情報を迅速かつ公正に整理・分析し速やかに情報提供することによって、国民の健康や医療の向上に貢献しています。
サイト内には国内の医薬文献情報と医薬品添付文書情報がデータベースにまとめられており、添付文書や治験など各段階における医薬品情報が検索できます。
KEGG
日本医薬情報センター(JAPIC)から提供された医薬品の添付文書や、国内では販売されていないアメリカの医薬品の添付文書も確認できるサイトです。
薬の一般名や有効成分、会社名、JAPIC IDなど複数の項目から検索可能です。
【行政機関サイト】
厚生労働省
生活の保障や経済発展のため、国民の健康や子育て、社会福祉、介護、雇用・労働、年金に関する政策を所管している国の行政機関のサイトです。
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厚生労働省-医薬品等の個人輸入について

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