マーシロンについて
- 高い避妊効果を持ちながら身体に優しい超低用量処方!第3世代の経口避妊薬です
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- 超低用量で身体への負担が少なく、安心してお飲みいただけます
- 避妊効果が高く、男性化作用は低く抑えた処方です
- 1周期分が同用量・同成分で、使用方法がとても簡単です
マーシロンは、オルガノン・オランダ社が開発したマーべロンと同一の有効成分が配合された低用量ピルです。
マーシロンの特徴
マーシロンの一番の特徴は、有効成分が超低用量で副作用リスクを低く抑えた処方であるという点です。
マーシロンの有効成分の一つである合成卵胞ホルモン(エストロゲン)が、エチニルエストラジオールになります。
エチニルエストラジオールは卵胞が成熟するのを抑え、排卵が起こらないように作用する成分です。この働きによって高い避妊効果が得られますが、従来のピルでは吐き気や乳房痛などの副作用症状を伴うことがあるというのが、服用に際しての障害となっていました。これらの副作用は、元々体内に存在するエストロゲンに、さらに合成エストロゲンを加えることでホルモンバランスが崩れてしまうことが原因で起こります。つまり身体への負担を考えると、ピルに含まれる合成エストロゲンの配合量は多ければいいというものではないのです。
マーシロンに配合されたエチニルエストラジオールは、1錠あたり0.02mgと超低用量です。そのため避妊と月経コントロールに対して十分な効果がありつつ、副作用のリスクを最小限に抑えることができます。
同用量・同成分の1相性なので毎日の服用がとても簡単です
マーシロンは、月経の初日から毎日1錠ずつ服用を続ける低用量ピルです。1錠に含まれる有効成分とその含有量は全ての錠剤において同一です。
低用量ピルはその有効成分の含有量の変化によって3種類に分けることができます。
マーシロンのように服用期間中ずっと有効成分の含有量が変わらないものが1相性と呼ばれるものです。成分の含有量が2段階もしくは3段階に分かれているピルの場合、服用の順番をきちんと守る必要があります。しかしマーシロンはどの錠剤を服用しても用量が変わらないため、順番を間違えるという心配もありませんし、万一飲み忘れても1日程度であれば調整が容易であることがメリットです。
第三世代のプロゲスチンで高い避妊効果が得られます
天然の黄体ホルモン・プロゲステロンに対して、低用量ピルに含まれる合成黄体ホルモンのことをプロゲスチンと言います。
マーシロンに配合されているプロゲスチン・デソゲストレルには、従来のプロゲスチンと比較して二つの大きなメリットがあります。
一つ目のメリットが、黄体ホルモンとしての作用が大幅にアップしたという点です。これにより排卵抑制作用が増強され、避妊効果が高くなっています。また子宮内膜の増殖を抑える作用もあり、子宮内膜の増殖に伴う発痛物質(プロスタグランジン)の過剰産生を阻止します。プロスタグランジンの産生を防ぐことで、生理痛を軽減できるのも特徴です。
二つ目のメリットは、一つ前の第二世代プロゲスチンでネックとなっていたアンドロゲン作用(男性ホルモン活性)を半分以下に低減することに成功したという点です。これまでアンドロゲンの男性化作用によって、体毛が濃くなる、ニキビが増えるなどの症状が出てしまう場合がありましたが、マーシロンではそれらの発現をかなり抑えることが可能です。
マーシロンは排卵抑制効果が高くなった一方、デメリットとなる男性化作用は抑えた処方で、初めて低用量ピルを服用する方でも安心してお飲みいただけるお薬です。
服用方法
生理初日から1日1錠を毎日一定の時刻に定められた順に21日間連続で服用し、7日間休薬します。 以上28日間を服用1周期とし、出血が終っているか続いているかにかかわらず29日目から次の周期の錠剤を服用し、以後同様に繰り返す。 ・毎日同時刻に服用することで避妊効果が高まります。 ・飲み忘れた場合は、以下のフローを参考にしてください。副作用
吐き気、食欲不振、腹痛、下痢、むくみなど注意点
【併用注意】 ・副腎皮質ホルモン(プレドニゾロン等) ・三環系抗うつ剤(イミプラミン等) ・セレギリン塩酸塩 ・シクロスポリン ・オメプラゾール ・テオフィリン ・チザニジン塩酸塩 ・リファンピシン ・バルビツール酸系製剤(フェノバルビタール等) ・ヒダントイン系製剤(フェニトインナトリウム等) ・カルバマゼピン ・ボセンタン ・モダフィニル ・トピラマート ・テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン等) ・ペニシリン系抗生物質(アンピシリン等) ・テルビナフィン塩酸塩 ・Gn-RH誘導体(ブセレリン酢酸塩等) ・血糖降下剤(インスリン製剤、スルフォニル尿素系製剤、スルフォンアミド系製剤、ビグアナイド系製剤等) ・ラモトリギン ・モルヒネ ・サリチル酸 ・テラプレビル ・HIVプロテアーゼ阻害剤(ネルフィナビルメシル酸塩、リトナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、ロピナビル・リトナビル配合剤等) ・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤 ・ネビラピン ・HIVプロテアーゼ阻害剤(アタザナビル、インジナビル) ・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エトラビリン) ・フルコナゾール ・ボリコナゾール ・アセトアミノフェン ・セイヨウオトギリソウ含有食品 【使用注意】 ・妊娠中、妊娠している可能性のある方- ・直射日光を避けて室温で保管してください。
- 冷蔵庫に保管する必要はありませんが、高温多湿の場所には保管しないでください。
- ・小さなお子様の手の届かない所に保管してください。
- お子様が誤って服用することのないよう十分注意して保管してください。
参考サイト
このページの詳細は、下記サイトを参考にさせて頂いております。
薬ストアでは正確な情報提供を努めておりますが、情報の正確性および完全性を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。
- 【医薬品情報サイト】
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日本医薬情報センター
安全性および有効性を中心とした医薬品情報の提供を行う一般財団法人のサイトです。
医薬品に関する国内外の情報を迅速かつ公正に整理・分析し速やかに情報提供することによって、国民の健康や医療の向上に貢献しています。
サイト内には国内の医薬文献情報と医薬品添付文書情報がデータベースにまとめられており、添付文書や治験など各段階における医薬品情報が検索できます。 -
KEGG
日本医薬情報センター(JAPIC)から提供された医薬品の添付文書や、国内では販売されていないアメリカの医薬品の添付文書も確認できるサイトです。
薬の一般名や有効成分、会社名、JAPIC IDなど複数の項目から検索可能です。 - 【行政機関サイト】
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厚生労働省
生活の保障や経済発展のため、国民の健康や子育て、社会福祉、介護、雇用・労働、年金に関する政策を所管している国の行政機関のサイトです。
医療保険制度の制定も担い、海外医薬品の輸入に関する規則や検査も行っています。
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- 厚生労働省-医薬品等の個人輸入について